木目の種類

木目の写真はイメージ写真です。
実際のピアノの色とは異なりますが、だいたいの参考にして頂ければと思います。

ウォルナット( Amerian Walnut )

King of Forest「森の王様」アメリカンウォルナット

アメリカのアパラチア山脈から中西部にかけて自生するブナ科のクルミの樹。西部劇やアメリカの家庭の家具はほとんどこのウォルナット。アメリカ人は昔から「森の王様」と呼んで親しんできました。ヤマハは枝節や葉節の少ない最上質のものを使っています。

マホガニー( Mahogany )

ヨーロッパ家具の歴史を彩る銘木マホガニー

西アフリカに広く分布するセンダン科の常緑高木。ヨーロッパでは古くから造船、家屋建築用材として使われ、特に18世紀以降は繊細な彫刻脚のチッペンデール様式家具に使われてヨーロッパを代表する銘木となりました。貴族的な伝統と格式を持つ銘木中の銘木です。

ローズウッド( Rosewood )

伐った時、バラの芳香を放つローズウッド

南米産の豆科の木で、伐った時バラのような芳香を放つのがその名の由来。古くからギターや飾り棚に使われてきた、装飾性の高い銘木です。自生地は町から数百キロという奥地のため、伐りだしは困難をきわめてその価値をさらに高めています。木目と色調がすべて異なる個性的な銘木です。

バーチ( Birch )

雲状の木目が華やかなバーチ

世界中の比較的寒冷な地方で自生する樺の内でも精選した木材を使い、伝統の木取り技術でその美しさを浮かび上がらせた化粧材です。ワインカラーの目の覚めるような色合いを持たせ、その独特の木目が家具や調度に美しく映えます。

サペリ( Sapele )

空から飛行機で見つけるサペリ

熱帯アフリカに産するセンダン科の大樹で、ひときは高くそびえている樹を空から飛行機で見つけ、伐り出します。柾目面にしたときにリボン杢と呼ばれる縞があることが特徴。マホガニーと似た美しい縞目で家具調度、内装、装飾などに珍重され、新しい家具材の主流となってきています。

チェリー( American Cherry )

堅牢さで木製時計にも・・・美しい肌目のアメリカンチェリー

アメリカ東部に産する桜の木で、開拓時代から広く使われ、特にその堅牢さを利用し歯車や木製時計に加工され珍重されました。高度な乾燥技術が必要で一度乾燥させると安定した加工性を示し、家具、キャビネット、高級指物などに用いられ、美しい肌目が独特の個性を漂わせます。高い装飾性で人気のある銘木です。

チーク( Teak )

東洋の銘木チーク

東南アジア一帯に産するクマツヅラ科の銘木。ヤマハピアノにはビルマ北部高原地方で植採された最高級を使っています。褐色に黒ずんだ縞目の美しさは、迎賓館のチークの間や東南アジアの小寺、また化粧材として豪華なヨットなどに使われて有名です。アジアが誇る銘木です。